抱えているもの

以前、わたしが統合失調症を患っている記事を書いたことがありますが、症状についてこの記事でお話したいと思います。何故、今書こうと思ったかと言いますと、最近症状が酷くなっており普通に生活するのが難しいため、今一度見直そうと思ったからです。

統失になったのは20歳になったばかりのときです。学生時代から、人一倍悩むことが多かったですが、社会人になり周りの視線が怖くなり、友達や家族・職場の人と目が合うと全員が「わたしの悪口を言っている」と思うことが多くなりました。それは身近な人以外も対象になり、すれ違う人やたまたま目が合った人も、自分の悪口を言っている、と感じてしまい電車やバスに乗れなくなりました。また、人が多く集まる場所も一人で行動するのが怖く、友達や家族と一緒じゃないと歩けなくなりました。その症状を先生に伝えたところ「統合失調症」と診断されました。

そこからは薬を処方してもらいましたが、全然良くなりませんでした。毎週のように通院はしていたのですが、どんどん症状は悪化していく一方。このままじゃ普通に生きいていけない、と何度も絶望しました。当時から「頑張れ」という言葉が大嫌いで、相談しても「頑張れ」と言われ、今でも十分頑張ってるのにこれ以上何を頑張ればいいんだ、と涙を流した日を送り自分を傷つけるの日々。人生楽しくないな、とも思っていましたが、仕事が命を預かる仕事だったため、すぐ命を投げ出してもダメだなーとなってましたが、心はずっとしんどかったです。それは今もだけど。

かれこれ病気と6,7年付き合ってます。全然向き合えてないけど……。ここ半年くらいは調子がよく、一人で行動するのも普通にできてましたし、電車も克服できるほど成長しました。

ですが、ここ一か月くらいになってから調子が悪くなり、また他人が悪口を言ってるように聞こえ、一緒に住んでる家族の言ってる言葉も信じられなくなり、信じれるのはぬいぐるみだけです。ぬいぐるみでさえ怖いときがあります。他人の目が怖いのに家族や意思のないぬいぐるみの視線も怖くて、仕事に行くのも辛くて薬を飲み、寝てる一日を過ごしてます。目を合わすのが怖いので、家族にはぬいぐるみを通して話してもらうようにしてます。電話は目線がないからできる。でも言葉のトーンが怖くなったりもするので、会話をするのがとても嫌になってます。

そんなしんどい日々を送っていますが、頑張れるのは友達や家族がいるからです。死んだら二度と会話できない、一緒にお出かけできな遊べない、そう考えると違う方向に行かない。もう少し頑張ろうと思えます。また一人でお出かけしたり、電車に乗ったりするのには時間が掛かると思うけど、人生まだ長いんだし、統失で悩んで後悔するのはやめよってなります。今はまだしんどいけど。できてたことができなくなるってめちゃくちゃ悲しいし悔しい。また一からなんだって思うと本当に泣けてくる。ポジティブなときは「これもわたし、これもわたしの人生」って思えるけど、そう思えるときって本当に少ないです。

人の当たり前を自分の当たり前にしないようにするのが今の目標です。できなくなったのは辛いけど、また元気にみんなと遊べるように、自分と病気と向き合っていこうと思います。